今回は実務で最もニーズが高いテーマのひとつ 「iDeCoの金融機関別・商品別の徹底比較」 をまとめました。
制度理解が深まった今こそ、“どの金融機関を選ぶか”“どの商品を選ぶか”という実践的な視点が読者にとって非常に価値のある内容になります。
iDeCo(個人型確定拠出年金)第19回(1/2)
金融機関別・商品別の徹底比較
──老後資金の成否を左右する「最初の選択」を最適化する
iDeCoは、制度そのものよりも 「どの金融機関を選ぶか」「どの商品を選ぶか」 が運用成果に大きく影響します。
なぜなら、iDeCoは金融機関ごとに
(1)商品ラインナップ
(2)手数料
(3)運用環境
が大きく異なるからです。
今回は、金融機関選びと商品選びを体系的に整理し、
“どのような基準で選べば失敗しないか” を徹底解説します。
🧱 1. 金融機関選びの3大基準
■ 基準①:口座管理手数料が無料であること
iDeCoには
(1)加入時手数料
(2)口座管理手数料
(3)信託報酬
の3つのコストがあります。
特に重要なのが 口座管理手数料。
金融機関によっては毎月数百円かかる場合もあり、20〜30年の長期運用では大きな差になります。
▶ 結論
口座管理手数料が無料の金融機関を選ぶことが絶対条件。
■ 基準②:低コストインデックスが揃っていること
iDeCoの運用は長期が前提。
長期運用では、信託報酬(手数料)の差がそのまま資産の差になります。
選ぶべき商品
(1)全世界株式インデックス
(2)米国株式インデックス(S&P500・全米株式)
(3)バランスファンド(債券調整用)
これらが揃っている金融機関は“当たり”。
■ 基準③:商品数が多すぎないこと
意外かもしれませんが、商品数が多い金融機関は逆に選びにくい。
(1)高コスト商品が紛れやすい
(2)判断がブレる
(3)長期投資に不向きな商品が混ざる
▶ 理想
20〜35本程度の厳選ラインナップ。
🧭 2. 金融機関のタイプ別の特徴
(※特定の社名は挙げず、特徴ベースで整理します)
■ タイプ①:低コストインデックスが豊富なネット証券
(1)手数料無料
(2)商品ラインナップが優秀
(3)管理画面が使いやすい
(4)長期投資に最適
▶ こんな人に最適
(1)初心者
(2)長期投資を徹底したい人
(3)インデックス中心で運用したい人
■ タイプ②:銀行系のiDeCo
(1)元本確保型が多い
(2)手数料がかかる場合がある
(3)商品ラインナップが弱いことが多い
▶ こんな人に向かない
(1)資産を増やしたい人
(2)インデックス投資をしたい人
■ タイプ③:保険会社系のiDeCo
(1)保険商品が中心
(2)手数料が高い
(3)長期運用には不向き
▶ 注意
“安全そう”に見えるが、長期ではインフレに負ける可能性が高い。