国民年金の未納期間を補填する方法があります

私のように国民年金の未納期間がある方は、その未納期間を補填する方法があります。
国民年金の未納期間を補填する方法は、未納の理由や期間の長さによって異なります。
以下に、ケース別で整理しました。

◆通常の未納(免除・猶予制度を使っていない場合)
(1)納付期限から2年以内であれば、未納分を支払うことが可能です。
(2)2年を過ぎると時効により納付できなくなります。
(3)納付書がない場合は、年金事務所で再発行を依頼できます。

◆免除・猶予・学生特例を使っていた場合 →「追納制度」
以下の制度を利用していた期間は、最大10年までさかのぼって支払い可能です。
(1)保険料免除制度(全額・一部)
(2)納付猶予制度
(3)学生納付特例制度
追納することで、将来の年金額が増加します。

◆申請方法
(1)「国民年金保険料追納申込書」を提出(窓口または郵送)
(2)申請後、納付書が届き次第、支払い可能

◆注意点
(1)免除された期間のうち、古い月から順に納付する必要があります。
(2)3年度目以降の追納には加算額(利息的なもの)が上乗せされます。

◆60歳以降の補填方法 →「任意加入」や「経過的加算
(1)任意加入制度:60歳以降も国民年金に加入して納付期間を延ばす方法(最大65歳まで)
(2)経過的加算:60歳以降に厚生年金に加入して働くことで、未納期間分を補うような加算が得られる場合があります。

◆補足:未納期間があるとどうなる?
受給額に直接影響するため、早めの対応が重要です。
(1)年金受給資格(10年以上)に満たない場合 → 任意加入で補う
(2)満額受給(40年)に満たない場合 → 追納や任意加入で補填可能


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※日本年金機構 – 国民年金保険料の追納制度より引用