新NISAと副業・事業所得の関係─収入増加時の資産形成戦略と税務上の注意点(2/2)

⚠️ 税務上の注意点
1. 新NISAの利益は申告不要
売却益・配当金は非課税 → 確定申告不要
副業・事業所得とは別管理でOK

 

2. 副業・事業所得は申告必須
年間20万円以上の副業収入がある場合は確定申告が必要(給与所得者)
事業所得は青色申告・白色申告の選択が可能
→ 新NISAの運用とは別に、所得申告の準備を忘れずに

 

3. 経費と投資の区別
副業・事業の経費と、新NISAの投資資金は明確に分ける
投資は「事業経費」にはならないため、帳簿上の区分が重要
→ 税務調査時のトラブルを避けるため、資金の流れを記録しておく

 

 

🧠 投資スクール講師からのアドバイス
私が講義で伝えているのは、「収入が増えたときこそ、資産形成のチャンス」ということです。副業や事業で得た収入は、生活費に使うだけでなく、将来の安心のために投資へ回すべきです。

新NISAは、非課税で運用できるため、収入増加分を効率よく活用できます。また、税務上の管理をしっかり行うことで、節税と資産形成を両立できます。

さらに、収入が増えたことで「投資の選択肢」が広がります。これまで積立中心だった人も、ETFや個別株、高配当株などに挑戦することで、ポートフォリオの多様化が可能になります。

 

 

✍️ まとめ:副業収入は「新NISAで育てる資産の種」
副業や事業によって得た収入は、生活の余裕を生むだけでなく、資産形成の加速にもつながります。新NISAを活用することで、税負担を抑えながら、将来の安心を育てることができます。

(1)新NISAは所得制限なし → 副業収入でも活用可能
(2)収入増加分を投資予算に再配分
(3)税務管理を徹底し、申告漏れを防ぐ
(4)投資スタイルを収入の性質に合わせて調整

 

次回は、
「新NISAとインフレ対策」について、物価上昇に強い資産の選び方と運用戦略を解説します。どうぞお楽しみに。