【新NISA】15年間の積立投資で資産はどう変わる?「毎月3万円と7万円」想定利回り3・5・7%で比較
50歳の場合、年金の受給が始まる65歳までのまだ15年間あります。
その15年を使えば、無理なく積み立てても老後資金の支えになります。
今回は「現実的な月3万円」と「積極的に運用する月7万円」の2つの運用を比較してみます。
◆【50歳から15年間】現実的に始めるなら:
「毎月3万円」想定利回り3・5・7%の積立投資
毎月3万円は、生活に負担をかけずに始めやすい金額です。
15年間で元本540万円が、運用次第で約680万〜930万円に育つと期待できます。
【毎月3万円×15年間×想定利回り3・5・7%】つみたてシミュレーション
元本:540万円
・想定利回り3%:将来の運用資産額:679万円・運用益139万円
・想定利回り5%:将来の運用資産額:794万円・運用益254万円
・想定利回り7%:将来の運用資産額:933万円・運用益393万円(3%と比較して約2.8倍)
無理のない金額でも長期で積み上げれば「年金までのつなぎ資金」になります。
教育費や住宅ローンが残っている場合も取り入れやすくなります。
まずは少額から始めてみましょう。
また、60歳以降の使い道を考え、運用期間の後半は債券や現金比率を増やす、リスクを下げる運用を意識すると、取り崩しの時期も落ち着いて対応できます。
◆【50歳から15年間】余裕があれば積極的に:
「毎月7万円」想定利回り3・5・7%の積立投資
毎月7万円なら、15年間で元本1,260万円が、運用次第で約1,580万〜2,180万円、運用益も数百万円〜900万円超になる可能性があります。
【毎月7万円×15年間×想定利回り3・5・7%】つみたてシミュレーション
元本:1260万円
・想定利回り3%:将来の運用資産額:1,584万円・運用益324万円
・想定利回り5%:将来の運用資産額:1,854万円・運用益594万円
・想定利回り7%:将来の運用資産額:2,178万円・運用益918万円(3%と比較して約2.8倍)
余裕がある家庭なら、老後資金を大きく増やせる可能性があります。
毎月7万円積立投資ができれば、年金が始まる前の生活費補填はもちろん、旅行や趣味などにも回せます。
ただし積立額が大きい分、市場が下落した時の影響を受けやすいため、緊急時資金として生活防衛資金を別に確保しておくことも必要です。
次回は「【新NISA】「毎月3万円」「毎月7万円」の積立投資で、15年後に資産はいくらになる?」のまとめをお伝えします。