新NISAとテーマ型投資信託の活用法─AI・脱炭素・インフラなどの可能性と注意点(1/2)

新NISA制度では、成長投資枠を活用することで、テーマ型投資信託への投資も可能になります。テーマ型とは、特定の産業や社会課題、技術革新などに焦点を当てた投資信託であり、将来性のある分野に集中投資できる魅力があります。

一方で、テーマ型は「流行に乗る投資」であるがゆえに、リスクや偏りも伴います。本記事では、投資スクール講師としての視点から、テーマ型投資信託の特徴、活用法、注意点、そして新NISAでの戦略的な組み込み方を詳しく解説します。

 

🧱 テーマ型投資信託とは?
テーマ型投資信託は、特定の分野や社会的トレンドに関連する企業群に投資するファンドです。インデックス型とは異なり、分散よりも「集中と選別」に重きを置いています。

主なテーマ例(2025年時点)

→ 成長性の高い分野に集中投資できるが、分散性は低め

 

 

📊 新NISAでのテーマ型活用法
新NISAの成長投資枠では、テーマ型投資信託やETFを自由に選択できます。つみたて投資枠では対象外のケースが多いため、テーマ型は「成長投資枠での活用」が基本です。

活用戦略
(1)ポートフォリオの一部(10〜30%)にテーマ型を組み込む
(2)長期テーマ(AI、脱炭素など)を選定し、5〜10年の視点で保有
(3)相場環境に応じて、テーマの入れ替えや追加投資を検討
→ 「コア(インデックス)+サテライト(テーマ型)」の構成が理想

 

 

🛠️ 実践的な組み込み例(成長投資枠120万円)

→ テーマ型を「補完的」に活用することで、リスクとリターンのバランスを保つ