iDeCo(個人型確定拠出年金)第20回(2/2)

🧱 3. 家族構成別・iDeCoの最適な“承継戦略”
■ ケース①:夫婦+子ども(一般的な家庭)
● 戦略
夫:iDeCoを最大限活用(所得控除が大きい)
妻:新NISA中心、余裕があればiDeCo
子ども:ジュニアNISA終了後は新NISAへ
iDeCoの受取人は配偶者に設定

● 効果
(1)老後資金の安定
(2)相続時の税負担が最小化
(3)子どもへの資産承継もスムーズ

 

■ ケース②:共働き夫婦(DINKs)
● 戦略
(1)夫婦ともにiDeCoを活用
(2)受取時は控除枠を分散
(3)相続は配偶者控除でほぼ非課税

● 効果
(1)老後資金が2本柱で安定
(2)税制メリットが最大化

 

■ ケース③:単身者(将来の相続を意識)
● 戦略
(1)iDeCoの受取人を明確に指定
(2)新NISAと併用して資産を分散
(3)相続時の税負担を最小化

● 効果
(1)資産の行き先が明確
(2)家族の負担を軽減

 

■ ケース④:親の介護が必要な家庭
● 戦略
(1)親のiDeCoは受取時期を調整
(2)子ども世代は新NISAで流動性を確保
(3)家族全体のキャッシュフローを最適化

● 効果
(1)介護費用の負担を軽減
(2)老後資金と介護資金の両立

 

 

🧠 4. iDeCo × 新NISA × 相続の“家族戦略”
■ ① 老後資金はiDeCo
(1)税制優遇が最大
(2)長期運用に最適
(3)引き出せない=家族の資産を守る

 

■ ② 中期資金は新NISA
(1)教育費
(2)住宅費
(3)介護費
(4)緊急資金

流動性が高く、家族のライフイベントに対応できる。

 

■ ③ 相続資産は現金+不動産
(1)相続税対策
(2)家族の生活基盤
(3)分割しやすい資産を確保

 

 

🧭 5. iDeCoの“承継ミス”で起こるトラブル
■ ミス①:受取人を指定していない
→ 相続手続きが複雑化
→ 家族間のトラブルの原因に

■ ミス②:受取時期を調整していない
→ 税負担が増える
→ 控除枠を無駄にする

■ ミス③:夫婦で偏った資産形成
→ 片方の老後資金が不足
→ 介護・医療費の負担が増える

 

 

✍️ まとめ:iDeCoは“家族の未来を守る制度”でもある
iDeCoは個人の制度ですが、本質的には 「家族の資産を守る制度」 として活用できます。
(1)老後資金の安定
(2)税制優遇の最大化
(3)相続時の負担軽減
(4)家族全体のキャッシュフロー改善
(5)世代間での資産承継の最適化

iDeCoを“家族戦略”として捉えることで、老後の安心度は圧倒的に高まります。

 

 

次回の第21回では、
「iDeCoのリスク管理・高度編」