🧭 3. 長期投資を続けるためのメンタル設計
■ ① 「暴落は必ず来る」と最初から理解しておく
暴落は異常ではなく“正常”。
20〜30年の運用では、
10〜20%の下落は何度も
30〜50%の暴落も数回
必ず起こる。
● 心構え
暴落は「買い場」であり「積立のチャンス」。
iDeCoは“暴落に強い制度”であることを理解する。
■ ② 他人と比較しない
SNSやニュースで「○○が爆益」「△△が暴落」といった情報が流れると、焦りが生まれる。しかし、iDeCoは“自分の人生のための制度”他人の運用成績は関係ない。
● 心構え
比較するのは「過去の自分」だけ
他人の成功談は“ノイズ”と割り切る
■ ③ 商品をコロコロ変えない
商品変更(スイッチング)は、心理的な不安が原因で行われることが多い。
しかし、長期投資では“商品を変えないこと”が最大の武器。
● 心構え
最初に決めた戦略を信じる
年1回のリバランス以外は触らない
市場予測に振り回されない
■ ④ 「目的」を明確にする
iDeCoは“老後資金専用”。
目的が明確だからこそ、続けやすい。
● 心構え
60歳の自分に仕送りしている
老後の安心を“今の自分”が作っている
未来の自分へのプレゼント
目的が明確だと、短期の値動きに動じなくなる。
■ ⑤ 「見ない勇気」を持つ
毎日残高を見ると、
上がれば喜び
下がれば不安
という感情の波に飲まれる。
● 心構え
月1回だけ確認
暴落時はあえて見ない
積立は淡々と続ける
長期投資は“感情を排除する仕組み”が重要。
🧠 4. iDeCoを続けるための“行動デザイン”
心理学だけでなく、行動をデザインすることで継続率は劇的に上がる。
■ ① 積立額は「少なめ」から始める
最初から上限にすると、生活が苦しくなり挫折しやすい。
→ 月1万円から始めて、慣れたら増やす。
■ ② 新NISAとセットで考える
流動性のある新NISAがあると、iDeCoの“引き出せない不安”が消える。
→ 心理的な安心感が継続を支える。
■ ③ 50代以降は“安定化”で不安を減らす
受取時期が近づくと、暴落への恐怖が強くなる。
→ 株式比率を下げ、心理的負担を軽くする。
✍️ まとめ:iDeCoの成功は「心理 × 行動」で決まる
iDeCoは制度として最強クラスですが、本当に成果を出すためには心理学と行動設計が欠かせません。
(1)暴落は正常
(2)他人と比較しない
(3)商品を変えない
(4)目的を明確に
(5)見ない勇気
(6)積立額は無理なく
(7)新NISAと併用して安心感を確保
これらを押さえることで、iDeCoは“誰でも続けられる制度”になります。
そして、続けた人だけが老後資金の安心を手に入れられる。
次回の第16回では、
「iDeCoと保険・不動産の組み合わせ」