今回は読者からのニーズが非常に高いテーマ 「年代別・職業別のiDeCo最適戦略」 をまとめました。
“自分はどの戦略を選べばいいのか”が一目で分かる、実践的な内容です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)第13回(1/2)
年代別・職業別のiDeCo最適戦略
──あなたの立場に合わせた“最適解”を見つける
iDeCoは「誰にとっても最強の制度」というわけではありません。
年齢・職業・収入・家族構成によって、最適な戦略は大きく変わります。
今回は、
年代別(20代〜60代)
職業別(会社員・公務員・自営業・専業主婦)
の2軸で、iDeCoの最適戦略を体系的に整理します。
🧱 年代別のiDeCo最適戦略
■ 20代:最強の“時間”を味方につける時期
20代は、iDeCoのメリットを最も享受できる年代です。
● 最適戦略
(1)株式インデックス100%でも良い
(2)全世界株式 or 米国株式が最適
(3)掛金は無理のない範囲でOK(1万円でも十分)
● 理由
(1)運用期間が長い → 複利効果が最大化
(2)暴落しても回復までの時間がある
(3)節税効果は小さめだが、長期運用で十分補える
● 注意点
(1)流動性が必要な時期なので、新NISAを優先
(2)iDeCoは“老後資金専用”と割り切る
■ 30代:資産形成の黄金期
収入が安定し、節税メリットも大きくなる年代。
● 最適戦略
(1)株式70〜100%
(2)全世界株式 or S&P500中心
(3)掛金は月1.5〜2万円が目安
● 理由
(1)所得控除の恩恵が大きくなる
(2)教育費・住宅費とのバランスが必要
(3)長期運用のメリットを最大化できる
● 注意点
(1)住宅購入予定がある場合は新NISAを優先
(2)iDeCoは“老後資金の土台”として確保
■ 40代:節税効果が最大化する時期
所得がピークに近づき、iDeCoの節税メリットが最も大きくなる。
● 最適戦略
(1)株式60〜80%
(2)債券を20〜40%組み入れる
(3)掛金は上限まで検討(2.3万円など)
● 理由
(1)所得控除の効果が非常に大きい
(2)老後資金の見通しを立てやすい
(3)リスクを少しずつ下げる時期
● 注意点
(1)教育費ピークと重なるため、無理な掛金設定はNG
(2)新NISAと併用して“流動性”を確保
■ 50代:出口戦略を意識する時期
受取時期が近づき、リスク調整が必要。
● 最適戦略
(1)株式40〜60%
(2)債券・元本確保型を増やす
(3)掛金は無理なく継続
● 理由
(1)暴落リスクを抑える必要がある
(2)受取時期(60〜75歳)を見据える
(3)税制メリットは依然として大きい
● 注意点
(1)退職金との兼ね合いを必ず確認
(2)一時金・年金のどちらが有利か試算する
■ 60代:受取戦略が主役
iDeCoは60歳から受取可能だが、75歳まで遅らせることもできる。
● 最適戦略
(1)株式20〜30%
(2)元本確保型中心
(3)受取時期を調整して税負担を最小化
● 理由
(1)公的年金・退職金との兼ね合いが重要
(2)運用リスクを最小限に抑える
(3)税制メリットを最大化できる
● 注意点
(1)一時金と年金の併用も検討
(2)新NISAとの取り崩し順序を最適化