【第5話】新NISAで「年1回だけ見直す」が最適な理由
──頻繁な見直しは、むしろリターンを下げる
新NISAで投資を始めると、 毎日のように評価額が気になってしまう人は多いです。
今日はプラス?マイナス?
先月より増えた?減った?
このファンドで本当にいいのかな?
もっと良さそうな商品があるのでは?
こうして、 「見直し」という名のもとに、 頻繁に商品を変えたり、積立設定をいじったりしてしまいます。
しかし、長期・ほったらかし投資の視点から見ると、 見直しは“年1回で十分”です。
むしろ、 年1回以上の見直しは、リターンを下げる原因になります。
◆ なぜ頻繁な見直しがリターンを下げるのか
理由はシンプルです。
(1)「短期の値動きに反応してしまうから。」
(2)直近1年で成績の良かったファンドに乗り換える
(3)一時的にマイナスのファンドをやめてしまう
(4)SNSで話題のテーマ株ファンドに手を出す
こうした行動は、 「高く買って、安く売る」 という最悪のパターンにつながります。
長期投資の世界では、
「よく動く人」ほどリターンが低く
「ほとんど動かない人」ほどリターンが高い というデータが、何度も示されています。
◆ 年1回見直せば十分な理由①
人生の変化は“年単位”で起こるから
見直しが本当に必要になるのは、 次のようなタイミングです。
(1)結婚・出産
(2)住宅購入
(3)転職・独立
(4)収入の大きな変化
(5)親の介護が始まる
(6)退職が近づく
これらは、 月単位ではなく、年単位で起こる変化です。
だからこそ、 「毎月見直す必要」はまったくありません。
◆ 年1回見直せば十分な理由②
リスク許容度の変化も“ゆっくり”だから20代と60代では、取れるリスクは当然違います。
しかし、 20代→30代→40代→50代→60代 と、リスク許容度はゆっくり変化していきます。
だから、
毎月リスクを調整する必要はなく
年1回、資産配分を見直せば十分 なのです。