FANG+インデックス投資の可能性─ハイテク集中投資で非課税枠を加速させる戦略(2/2)

⚠️ リスクと注意点
FANG+インデックスは高いリターンが期待できる一方で、以下のようなリスクも存在します。

1. 業種集中リスク
テクノロジー・メディア・消費関連に偏っているため、業界全体の不調が指数に直撃する可能性があります。

 

2. ボラティリティの高さ
株価の上下が激しく、短期的な値動きに一喜一憂しやすい
長期保有を前提とした戦略が必要

 

3. 信託報酬の高さ
一般的なインデックスファンド(S&P500など)と比べて信託報酬が高め
長期運用ではコストがリターンに影響する可能性あり

 

4. 為替リスク
米国企業中心のため、円高・円安の影響を受けやすい
為替ヘッジの有無を確認することが重要

 

🧠 投資スクール講師からのアドバイス
FANG+インデックスは「攻めの投資」に分類されます。私が講義で伝えているのは、「成長投資枠は加速装置であり、つみたて枠とのバランスが重要」ということです。

例えば、つみたて投資枠でオールカントリーやS&P500を積み立てつつ、成長投資枠でFANG+を少額から取り入れることで、リスクを抑えながらリターンを狙うことができます。

また、FANG+は「未来のインフラ企業」に投資するという意味でも魅力があります。AI、クラウド、EV、半導体など、今後の社会を支える技術に投資することは、資産形成だけでなく、社会参加の一形態とも言えるでしょう。

 

✍️ まとめ:FANG+は「集中と成長」の象徴
新NISAの成長投資枠において、FANG+インデックスは高い成長性を持つ魅力的な選択肢です。ただし、業種集中やボラティリティの高さといったリスクもあるため、ポートフォリオ全体のバランスを意識した運用が求められます。

(1)高成長企業に集中投資できる
(2)長期的なリターンが期待できる
(3)リスク管理と分散が不可欠
(4)つみたて枠との併用で安定性を確保

 

次回は、
「SBI・Vシリーズの活用法」について、低コストでS&P500に連動するファンドの比較と選定基準を解説します。どうぞお楽しみに。