FANG+インデックス投資の可能性─ハイテク集中投資で非課税枠を加速させる戦略(1/2)

新NISAの成長投資枠では、個別株やETF、アクティブファンドなど幅広い商品が対象となります。その中でも、近年注目を集めているのが「FANG+インデックス」に連動するETFや投資信託です。これは、米国のハイテク・メガ企業を中心に構成された指数であり、成長性の高い銘柄群に集中投資することができます。

本記事では、投資スクール講師としての視点から、FANG+インデックスの構成銘柄、投資戦略、リスクとリターン、そして新NISAでの活用法について詳しく解説します。

 

🧠 FANG+インデックスとは?
FANG+(ファングプラス)とは、米国のテクノロジー・メディア・消費関連の巨大企業10社で構成される株価指数です。NASDAQが算出しており、以下のような企業が含まれています(2025年現在の代表例):

(1)Meta Platforms(旧Facebook)
(2)Amazon
(3)Apple
(4)Netflix
(5)Alphabet(Google)
(6)Microsoft
(7)Tesla
(8)NVIDIA
(9)AMD(Advanced Micro Devices)
(10)Snowflake(または他の新興テック企業)

この指数は、米国の成長企業に集中投資することで、S&P500やNASDAQ100よりも高いリターンを狙うことができます。

 

 

📊 FANG+の過去のパフォーマンス
FANG+インデックスは、過去5〜10年にわたり非常に高い成長を遂げてきました。特に2020年以降のコロナ禍では、テクノロジー企業の需要が急増し、株価も急騰しました。

※数値は概算。実際の指数はETFや投資信託の運用報告書を参照。

このように、FANG+はボラティリティが高いものの、長期的にはS&P500を上回るリターンを記録している年も多くあります。

 

 

🛠️ 新NISAでの活用法
FANG+インデックスに連動する商品は、成長投資枠での活用が可能です。以下に代表的な商品を紹介します。

1. NEXT FUNDS NASDAQ FANG+インデックス連動型上場投信(1545)
運用会社:野村アセットマネジメント
信託報酬:年率0.77%(やや高め)
売買単位:1口(約2,000円〜5,000円程度)
特徴:東証上場ETFで、リアルタイム売買が可能

 

2. iFreeNEXT FANG+インデックス(投資信託)
運用会社:大和アセットマネジメント
信託報酬:年率0.77%
購入単位:100円〜
特徴:積立設定が可能、つみたて投資枠では利用不可(成長投資枠でのみ)

 

3. 米国ETF(例:NYFANG)
米国市場に上場しているFANG+連動ETF
為替リスクあり、海外証券口座が必要な場合も