🛠️ ファンド選びのポイント
eMAXIS Slimシリーズの中からどのファンドを選ぶかは、投資目的とリスク許容度によって異なります。以下のような視点で選定するとよいでしょう。
1. リスク許容度
高い:米国株式(S&P500)、全世界株式
中程度:先進国株式
低い:バランス型(8資産均等)
2. 投資期間
長期(10年以上):全世界株式、米国株式
中期(5〜10年):先進国株式、バランス型
短期(〜5年):バランス型(ただし新NISAは長期前提)
3. 為替リスクへの考慮
為替リスクあり:米国株式、先進国株式
為替リスク分散:全世界株式
為替リスク抑制:バランス型(国内資産含む)
🧠 投資スクール講師からのアドバイス
私が講義で受講生に伝えているのは、「迷ったらオールカントリーから始めよう」ということです。なぜなら、全世界株式は地域分散が広く、初心者でも安心して長期運用ができるからです。
また、信託報酬の差は長期運用において大きな影響を与えます。例えば、年率0.1%の差が20年後には数十万円の差になることもあります。eMAXIS Slimシリーズは、信託報酬の引き下げ競争を牽引しており、コスト面で非常に優れています。
さらに、純資産残高が多いファンドほど、運用の安定性が高く、繰上償還のリスクも低くなります。eMAXIS Slimシリーズは、数千億円規模の残高を持つファンドが多く、安心して保有できます。
✍️ まとめ:eMAXIS Slimは「長期・分散・低コスト」の理想形
新NISAのつみたて投資枠において、eMAXIS Slimシリーズは非常に優れた選択肢です。長期的な資産形成を目指すなら、このシリーズの中から自分に合ったファンドを選ぶことで、制度の恩恵を最大限に活かすことができます。
(1)信託報酬が低く、運用効率が高い
(2)インデックスに忠実な運用
(3)ファンド数が豊富で選びやすい
(4)純資産残高が多く、安定性が高い
次回は、
「FANG+インデックス投資の可能性」について、ハイテク集中投資のリスクとリターンを解説します。どうぞお楽しみに。