新NISAより効果的に老後資金を確保できる。同じ投資結果でも受取総額が大きくなる最強の商品(2)

iDeCoならではの大きなメリット
掛金節税効果

iDeCoのメリットとして忘れてはならないのは、掛金支払い時の節税効果です。

 

「掛金支払い時」のお金は、
(1)NISAでは課税、
(2)iDeCoでは非課税なんです。

 

その違いは、
(1)NISAで積立をした場合、自分の所持金から掛金を出すだけだが、
(2)iDeCoの場合は、掛金全額が所得控除の対象になり、税金の還付が受けられるのです。

 

NISA、iDeCoとも、
それぞれの運用益に対し税金がかからないことは同じですが、
iDeCoはそれに加えて掛金支払い時に税額還付が受けられるのです。
後述する、iDeCoの受け取り方を上手くできれば最強の節税商品なんです。

 

掛金全額非課税が、
どのくらいメリットがあるのかは下記の通りです。

月4万円(=年48万円)をNISAまたはiDeCoに40年間投資した場合、
積立総額は1,920万円になる。

 

ところが、
NISAの受け取り総額は3,713万円で積立総額の1.93倍に対し、
iDeCoの受け取り総額は4,102万円で積立総額の2.14倍である(還付された所得税を含む)。

なんと384万円のは掛金に対する節税効果があるからなんです。

 

1年で約10万円の税金が還付される

掛金節税効果は、
積立年額:48万円×(所得税率10%+住民税率10%)=年間の税還付額9.6万円
年間の税還付額9.6万円×40年=40年間の税還付額384万円

 

すなわち、
iDeCoに投資すると、掛金にかかる税金が還付され、40年間で384万円になるのです。

しかも、これは、生涯平均年収500万円から700万円の人の場合で、
平均年収が700万円~1,100万円の人の場合は所得税率が高いので、
積立年額:48万円×(所得税率20%+住民税率10%)×40年=40年間の税還付額576万円
に増える(税収と還付税額の関係は概算による目安)。