新シリーズ第10回:2026年に向けた心理的バイアスと投資行動(1/2)

投資家が陥りやすい心理的罠とその対処法を中心に整理しています。

新シリーズ第10回:2026年に向けた心理的バイアスと投資行動(1/2)
──投資家が陥りやすい心理的罠とその対処法

資産形成において、制度や商品選び以上に重要なのが「投資家自身の心理」です。新NISA制度は合理的に設計されていますが、実際の成果は投資家の行動に大きく左右されます。人間は合理的な存在ではなく、感情や思い込みに影響されやすいものです。2026年に向けて、心理的バイアスを理解し、対処することは資産形成成功の鍵となります。

 

🧱 投資家が陥りやすい代表的な心理的バイアス
1. 損失回避バイアス(Loss Aversion)
(1)損失の痛みは利益の喜びよりも大きく感じる。
(2)少しの含み損で焦って売却し、長期リターンを逃す。

 

2. 過信バイアス(Overconfidence Bias)
(1)「自分は相場を読める」と思い込み、集中投資をしてしまう。
(2)個別株やテーマ株に偏り、リスク管理が甘くなる。

 

3. 同調バイアス(Herding Bias)
(1)SNSやメディアで話題の銘柄に飛びつく。
(2)他人の成功談に影響され、方針がブレる。

 

4. 現状維持バイアス(Status Quo Bias)
(1)「今のままでいいや」と思い、改善や見直しを先延ばし。
(2)高コストファンドや目的不明の積立を放置。
→ バイアスは「感情の罠」であり、合理的判断を妨げる。

 

 

📊 新NISAにおける心理的バイアスの影響

→ 制度のメリットを活かすためには、バイアスを認識し行動を修正する必要がある。