S&P500だけに投資をするのは危険!?知っておきたい注意点

S&P500は投資信託の中でも人気のある投資先のため、
「S&P500の投資信託に投資しておけば問題ない」
と、思っている人もいるかもしれません。
S&P500に投資をするうえで、以下の注意点を理解しておくことが大切です。

 

<注意点1>株価変動リスク
米国株に投資をするためリスクがとても高い。
S&P500の投資先は米国株です。米国株に投資を行うことは以下のようなリスクがあるため、注意が必要です。

●米国の経済成長の恩恵が期待できますが、将来も経済成長が続くかはわかりません。

●過去に、リーマンショックやコロナショックなど一時的な下落相場がありましたが、それでも米国市場は右肩上がりに成長しました。

しかし、将来的には米国市場全体が冷え込み、経済成長が停滞する可能性もあります。

 

<注意点2>為替変動リスク
S&P500は、米国の株式に投資をするため為替の影響を受けます。
購入時に比べて売却時に円高が進んでいると、資産は目減りしてしまいます。

為替は経済情勢や金融政策の変化などを要因に変動するため、最新のニュースを常にチェックして為替の動向を把握しておくことも必要です。

 

<注意点3>国際情勢リスク
世界各国での戦争、テロ、自然災害などの影響により、S&P500の相場が一時的に急落する可能性はないとか言えません。

米国株に投資する際には米国だけでなく、他国の景気動向や社会情勢も把握しておくこと必要です。突然の下落・暴落に備えて、余裕を持って対応できるようにしておくことが大切でしょう。

 

1980年から2000年代の世界のGDPランキングでは、
米国は1位、2位が日本、ドイツは3位でした。

現在も米国はこれまで通り1位ですが、日本は4位まで転落していますし、

経済産業省の「グローバリゼーションによる世界経済の発展」によると、

2040年の世界のGDPランキングでは、
1位が中国、
2位がインドとなり、
米国は3位に後退する
という予測があります。

したがって、
現時点での経済成長力だけを見て
「米国に投資すれば安心」と過信することは避けましょう。