今回は多くの人が実際にやってしまう 「iDeCoでやってはいけない失敗パターン」 をテーマにまとめました。
制度理解が深まってきた今だからこそ、失敗例を押さえておくことで“逆に成功率が上がる”内容になっています。
iDeCo(個人型確定拠出年金)第9回(1/2)
iDeCoでやってはいけない失敗パターン
──老後資金づくりを台無しにしないための実践知識
iDeCoは老後資金づくりにおいて最強クラスの制度ですが、使い方を誤ると「思ったほど増えない」「不便すぎる」と感じてしまうことがあります。
しかし、その多くは 制度の特性を理解していないことが原因 です。
今回は、iDeCoで実際によくある失敗パターンを体系的に整理し、どうすれば避けられるのかを具体的に解説します。
🧱 失敗①:元本確保型だけで運用してしまう
iDeCoは長期運用が前提なのに「安全そうだから」という理由で定期預金や保険商品だけ を選ぶ人が多いです。しかし、これは最も大きな失敗。
なぜ失敗なのか
(1)長期ではインフレに負ける
(2)運用益がほぼゼロ
(3)税制メリットを活かしきれない
iDeCoは「増やすための制度」。
元本確保型だけでは、制度の本来の力を発揮できません。
▶ 対策
30〜40代:株式インデックス中心(70〜100%)
50代:株式50%以下に調整
60代:元本確保型を増やす
年齢に応じてリスクを調整するのが最適。
🧱 失敗②:高コストのアクティブファンドを選んでしまう
iDeCoのラインナップには、信託報酬が1.5%以上の高コスト商品が紛れています。
長期運用では、
手数料の差がそのまま資産の差になる ため、
高コスト商品は避けるべき。
▶ 対策
選ぶべきは以下の3つだけで十分。
(1)全世界株式インデックス
(2)米国株式インデックス
(3)バランスファンド(債券調整用)
シンプルな構成が最も強い。
🧱 失敗③:金融機関を適当に選んでしまう
銀行窓口で勧められたまま契約してしまい、「商品が少ない」「手数料が高い」というケースが非常に多い。
なぜ失敗なのか
(1)商品ラインナップが弱い
(2)元本確保型ばかり
(3)手数料が毎月かかる場合もある
▶ 対策
(1)口座管理手数料が無料
(2)低コストインデックスが豊富
(3)商品数が20〜35本程度に厳選
この条件を満たす金融機関を選ぶこと。