iDeCo(個人型確定拠出年金)第5回(1/2)

長期運用が前提のiDeCoでは、リバランスが“運用成果の差”を生む重要ポイントになります。

iDeCo(個人型確定拠出年金)第5回(1/2)
リバランス戦略と運用管理
──長期運用で成果を最大化するための実践ガイド

iDeCoは「積み立てて終わり」ではありません。
むしろ、長期運用だからこそ “運用管理” が成果を左右します。

その中心となるのが リバランス(資産配分の調整)。
20〜30年という長期スパンでは、リバランスをするかしないかで、最終的な資産額に大きな差が生まれます。

今回は、iDeCoのリバランス戦略を体系的に整理し、実践的な運用管理の方法を解説します。

 

 

🧱 なぜリバランスが必要なのか?
iDeCoは長期運用のため、資産配分が時間とともに大きく崩れます。
例:株式70%・債券30%でスタート

株式が大きく上昇すると、
→ 株式85%・債券15%
のように偏りが発生。

 

この偏りが続くと…
(1)リスクが想定以上に高くなる
(2)暴落時のダメージが大きくなる
(3)老後資金の安定性が損なわれる

つまり、リバランスは
「リスクを適正に保つためのメンテナンス」
という位置づけ。

 

 

📊 リバランスの3つの方法
① 時間ベースのリバランス(年1回)
最もシンプルで効果的。

誕生日
年末
年度末
など、毎年決まった日に資産配分を見直す。

 

メリット
(1)習慣化しやすい
(2)感情に左右されない
(3)長期投資に最適

 

 

② 乖離ベースのリバランス(5%ルール)
資産配分が一定以上ズレたら調整する方法。

例:
株式70% → 75%以上になったらリバランス
債券30% → 25%以下になったらリバランス

 

メリット
(1)リスク管理が精密
(2)市場の偏りを自動的に修正

 

 

③ 積立によるリバランス(最も実践的)
iDeCoは積立が基本なので、積立配分を調整するだけでリバランスが可能。

例:
株式が増えすぎた → 債券の積立比率を増やす
債券が増えすぎた → 株式の積立比率を増やす

 

メリット
(1)売却せずに調整できる
(2)手数料がかからない
(3)心理的負担が少ない