今回は読者からのニーズが非常に高いテーマ 「iDeCo × 新NISA × 企業型DCの家族戦略・超実践編」 をお届けします。
これまでの家族戦略をさらに深め、「家族全体のキャッシュフロー × 税制 × ライフイベント × 相続」を統合した“最上級の実践編”です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)第35回(1/2)
iDeCo × 新NISA × 企業型DCの家族戦略・超実践編
──家族全体の人生設計を「制度の組み合わせ」で最適化する
老後資金づくりは、本来「個人の問題」ではありません。
夫婦
子ども
親
相続
介護
住宅
教育費
これらはすべてつながっており、家族全体で最適化することで、資産形成の効率は2倍にも3倍にもなる。
今回は、家族のライフプラン × 税制 × 制度 × 投資 × 相続を統合した“超実践的な家族戦略”を体系化します。
🧱 第1章:家族戦略の本質
■ 家族の資産は「合算して最適化」するもの
多くの家庭では、
(1)夫の資産
(2)妻の資産
(3)子どもの教育費
(4)親の介護費
がバラバラに管理されています。
しかし本来は、家族全体のキャッシュフローを一つの“家計システム”として最適化するべき。
● 例
夫:iDeCoで節税最大化
妻:新NISAで流動性確保
子ども:新NISAで教育費の一部を賄う
親:iDeCo受取時期を調整して介護費と連動
このように、役割分担こそが家族戦略の核心。
🧱 第2章:家族構成別・最適な制度配分(超実践版)
◆ ケース①:共働き(夫婦+子ども2人)
● 夫
iDeCo:上限まで
新NISA:余裕資金で積立
企業型DC:インデックス中心
● 妻
新NISA:最優先
iDeCo:月1万円〜
教育費の流動性を確保
● 子ども
新NISA:教育費の一部を投資で準備
● 家族全体の最適化
夫:節税の最大化
妻:流動性の確保
子ども:教育費の長期準備
→ 家族全体でリスクと流動性のバランスが取れる。
◆ ケース②:単身者+親の介護が必要
● 本人
iDeCo:老後資金の土台
新NISA:介護費の備え
DC:会社の制度を最大活用
● 親
iDeCo受取時期を調整
介護費のピークに合わせて受取
● 家族全体の最適化
本人の老後資金と親の介護費を“二重で”最適化
税負担を最小化しながらキャッシュフローを安定化
◆ ケース③:自営業+専業主婦+子ども
● 自営業(夫)
iDeCo:満額(68,000円)
新NISA:余裕資金で積立
● 妻
新NISA:最優先
iDeCo:必要なら少額
● 家族全体の最適化
(1)自営業は公的年金が弱いためiDeCoが最重要
(2)妻は流動性を確保し、家計の安定を支える
🧱 第3章:家族戦略の“黄金ルール”
■ ルール①:所得の高い人がiDeCoを優先
→ 所得控除の効果が最大化する。
■ ルール②:所得の低い人は新NISAを優先
→ 流動性が高く、家計の安定に寄与。
■ ルール③:夫婦で出口戦略を分散
夫:年金受取
妻:一時金受取
→ 控除枠を2倍にできる。
■ ルール④:教育費は新NISAで準備
→ 流動性が高く、取り崩しやすい。
■ ルール⑤:親のiDeCoは“介護費”と連動
→ 受取時期を調整するだけで家計が安定。