つみたて投資枠の活用法──長期・分散・低コストで資産形成を加速する(2/2)

📈 実践的なポートフォリオ例
以下は、つみたて投資枠を活用した実践的なポートフォリオ例です。

ケース1:初心者向け(月5万円積立)
eMAXIS Slim オールカントリー:3万円
SBI・V・S&P500:2万円
→ 全世界と米国に分散し、リスクを抑えつつ成長性を狙う構成。

ケース2:中級者向け(月10万円積立)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):4万円
楽天・全米株式インデックス:3万円
eMAXIS Slim 先進国株式:3万円
→ 米国中心に先進国へ分散。信託報酬も抑えられ、長期運用に適した構成。
 
 

🧠 投資スクール講師からのアドバイス
つみたて投資枠は、投資初心者が最初に取り組むべき枠です。

なぜなら、銘柄選定の難易度が低く、長期的に安定した運用が可能だからです。

私が講義で繰り返し伝えているのは、「投資は習慣化が命」ということ。

毎月の積立を生活の一部に組み込むことで、無理なく資産形成が進みます。

また、ファンドの選定に迷った場合は、「信託報酬が低く、純資産残高が多いもの」を選ぶのが基本です。

これは、運用効率が高く、長期的に安定している証拠でもあります。
 
 

✍️ まとめ:つみたて投資枠は資産形成の土台
新NISAのつみたて投資枠は、資産形成の「土台」となる部分です。

長期・分散・低コストという3つの柱を意識することで、安定した資産形成が可能になります。

ファンド選定は信託報酬と純資産残高を重視
(1)毎月積立で時間分散を活用
(2)自動積立で習慣化を促進
 
 
次回は、
「成長投資枠の戦略」について、個別株やETFの活用法、リスク管理の考え方を解説します。どうぞお楽しみに。