SBI・Vシリーズの活用法─低コストでS&P500に連動する新NISA向けファンドの選び方(2/2)

🛠️ ファンド選びのポイント
SBI・Vシリーズの中からどのファンドを選ぶかは、以下のような視点で判断するとよいでしょう。

1. 米国集中 vs 世界分散
米国集中:S&P500、全米株式
世界分散:全世界株式
米国市場の成長性を信じるならS&P500や全米株式、地政学リスクや為替分散を意識するなら全世界株式が適しています。

 

2. 信託報酬の差
S&P500・全米株式:0.0938%
全世界株式:0.1438%
長期運用では、信託報酬の差がリターンに大きく影響します。コスト重視ならS&P500や全米株式が有利です。

 

3. 投資スタイル
積立型:毎月定額でコツコツ投資(つみたて投資枠)
一括型:相場を見てタイミング投資(成長投資枠)
SBI・Vシリーズは、どちらのスタイルにも対応しており、柔軟な運用が可能です。

 

 

🧠 投資スクール講師からのアドバイス
私が講義で受講生に伝えているのは、「SBI・Vシリーズは、コストと分散のバランスが非常に良い」ということです。特にS&P500インデックス・ファンドは、信託報酬が0.0938%と非常に低く、長期運用においてコスト面での優位性があります。

また、バンガード社のETFをベースにしているため、運用の安定性や透明性も高く、初心者にも安心しておすすめできます。

さらに、SBI証券では「クレカ積立」や「ポイント投資」などのサービスも充実しており、SBI・Vシリーズとの相性が非常に良いです。これらを活用することで、実質的なリターンをさらに高めることが可能です。

 

 

✍️ まとめ:SBI・Vシリーズは「低コスト・高分散・高信頼」
新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠の両方で活用できるSBI・Vシリーズは、長期的な資産形成において非常に優れた選択肢です。

(1)信託報酬が低く、運用効率が高い
(2)米国市場へのアクセスが容易
(3)全米・全世界への分散投資も可能
(4)SBI証券との連携で利便性が高い

 

次回は、
「毎月積立 vs 一括投資:どちらが有利?」について、時間分散と市場タイミングの考察を交えて解説します。どうぞお楽しみに。